【洗濯表示のⓅ(P)ってなに?】洗い方や意味を解説
前回の記事Ⓕマークの意味に続き、
今回はⓅマークの解説になります。
Ⓟマークはドライクリーニング可能の表記で
- パークロロエチレン
- 石油系溶剤
- フッ素系溶剤
全て使えると言う記号になります。
洗濯表示のfの意味とは
石油系溶剤で洗える
Ⓟはドライクリーニングを行う時の、
記号になります。
ドライクリーニングには主にパークロロエチレンと
石油系溶剤、フッ素系溶剤での洗濯に分かれます。
Ⓟの記号があるときは下の表より、
全てのドライクリーニング溶剤で洗濯出来るという意味になります。
因みに、Ⓕの場合は石油系溶剤のみ使えると言う
記号になります。
Ⓦはウエットクリーニングの記号になります。
消費者庁HP
新しい洗濯表示より引用
マークの下の線は処理の強さを表す
Ⓟマークの下に線が入っている場合と、
そうでない場合があります。
線の多さによって処理の強さが変わってきます。
線の数が増えるほど
弱い処理を求められます。
消費者庁HP
新しい洗濯表示より引用
Ⓟはドライクリーニングできるかを判別する記号
衣類の形崩れを抑えたい方はクリーニング店で
ドライクリーニングを
利用する事があると思います。
衣類の繊維によっては、
ドライクリーニングが出来ない素材もあります。
そんな時は洗濯表示をみて
判別しましょう。
ⓅやⒻがある衣類はドライクリーニングができるはずです。
化学式 Cl2C = CCl2 無色の油に似た液体です。
テトラクロロエチレン・パークレンともいいます。
特徴として、
- 油脂系溶解力が大きく揮発しやすいので、
短時間で洗浄、乾燥ができ、生産性が高い - 樹脂を溶かしやすく付属品に注意が必要です。
不燃性です。 - 化審法の第2種特定化学物質に指定されており、
取り扱いや環境保全対策が必要です。
ドライクリーニングとは
ドライクリーニングは
水に弱い繊維の洗いに向いています。
形崩れがしにくいのも特徴です。
デメリットもあり、
水溶性の汚れ落ちが弱い、
化学火傷の恐れがある等々問題点もあります。
詳しくは下の記事を参考にして頂けると幸いです。
家で洗うことはできるの?
洗濯表示次第で洗うことも
Ⓟマークがついていたとしても、
家庭用洗濯可能マークがついていれば洗うことができます。
Ⓟマークはドライクリーニングが出来ると言う記号なので、
手洗いが出来ないという記号ではありません。
上記は家庭洗濯のマークになります。
こちらのマークを参照に確認してみましょう。
手洗いマークがついていれば
手洗いのみ可のマークがついていれば、
オシャレ着洗い洗剤(ドライマーク表示洗剤)で洗うことができます。
手洗い洗濯のみ可能であっても
洗濯機によっては
ドライ専用コースで洗濯できる場合もあります。
ただし、不安な場合や大事にしたい衣類は、
クリーニングがいいかもしれません。
ネットを使用しよう
Ⓟマークがついている衣類は、
ダメージに弱い衣類が多いはずです。
ネットを使用すれば、
生地のダメージを最小限に抑えられるかもしれません。
念のため、
使用しておけば安心ですね。